野球やボクシング、テニスなどのスポーツ中継を見ていると、「サウスポー」という言葉を耳にすることがあります。何となく「左利きの選手」を指す言葉だと知っていても、具体的な意味やレフティとの違いまでは分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、サウスポーとはなにか、スポーツで有利なのか、レフティとの違い、左利き
で有名選手について紹介します。
サウスポーとは?
よくスポーツではサウスポーは貴重、有利であると言われることが多いですが、実際はどういった選手のことを指しているのでしょうか。
スポーツをよく見る人であれば、サウスポーという意味などがなんとなくわかると思いますが、そうではない人にとっては聞き馴染みのない言葉ですよね。それでは、サウスポーとは何なのか詳しくみていきましょう。
左利き・左構えの選手
サウスポーとは、野球やボクシングなどの競技に用いられるようで、左利き・左構えの選手のことを指しています。
ただ、野球におけるサウスポーは、左投げの選手のことを指しており、利き手が左であることを表現しているわけではありません。実際に、プロ野球選手の中には左投げ右打ちといった選手もいるので、サウスポー=左利きというわけではないので注意しましょう。
由来
サウスポー(Southpaw)は英語が語源です。由来については諸説ありますが、最も有名なのは19世紀のアメリカ野球に関する説だとされています。当時の野球場ではホームプレートから見て西側に投手が立つことが多く、左投手が投げる腕は南(South)側に位置していました。ちなみに、Pawは動物の前足を意味しています。
そのため、左腕で投げる投手を「South Paw(南の腕)」と呼ぶようになったそうです。
サウスポーはスポーツで有利?
サウスポーはスポーツ、特に野球で有利とされています。たしかに、世間一般的に右利きの人が多く、日常生活で使うものも左利きが扱いにくいと言われることがありますよね。
では、なぜサウスポーはスポーツで有利と言われているのでしょうか。
慣れていないから
サウスポーがスポーツで有利だと言われているのは、相手が左利きとの対戦に慣れていないことです。
例えば野球では、打者の多くが右投手との対戦を想定して練習しています。そのため、左投手特有のボールの軌道や角度に戸惑うことがあります。
また、テニスや卓球でも同様で、左利き特有の回転やコースに対応するのは簡単ではありません。そのため、サウスポーは慣れていない相手に対して優位に立つことができるので、有利だと言われています。
牽制がしやすい
野球でサウスポーが有利だと言われているのは、一塁への牽制がしやすく、左打者に対しても有利な角度から投球をすることができるからです。そのため、プロ野球やメジャーリーグでも左投手は貴重な存在です。
ただ、サウスポーは三塁ランナーの動きが分かりづらいといったデメリットもあるので、必ずしも常に有利であるというわけではありません。
特有の回転・軌道
上記でも軽く触れましたが、サウスポーには右利きにはない特有の回転・軌道があるのが強みです。
サウスポーと右利きでは、回転などが反対となっているので、いつもの感覚でレシーブなどを行なっていると、ミスをしてしまいます。
なので、サウスポーはスポーツで有利とされているようですね。
サウスポーとレフティの違いは?
サウスポーが左投げ・左構えの選手ということは分かりましたが、スポーツではレフティという用語を使うことがありますね。一般的に、レフティも左利きという意味で使われることが多いですが、サウスポーとの違いとしては、対象となるスポーツが違うことではないでしょうか。
まず、サウスポーは上記でもいったように野球やボクシングで使用されることが多いです。一方で、レフティはサッカーやテニス、ゴルフなどで使用されます。
どちらも左利きという意味では同じですが、対象となるスポーツが違うようですね。
サウスポー・左利き有名選手は?
世界には様々な競技で活躍するスポーツ選手が多くいますが、やはりサウスポー・レフティはそう多くありません。
では、サウスポー・左利きで活躍している有名選手は、どんな人がいるのでしょうか。
リオネル・メッシ
サウスポー・左利き有名選手として真っ先に名前が挙がるのは、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手ではないでしょうか。
リオネル・メッシ選手は、スペインのFCバルセロナで活躍し、史上最高の選手と呼ばれており、バロンドールを8度も受賞しました。さらに、UEFAチャンピオンズリーグやワールドカップ、コパ・アメリカといったクラブタイトルも獲得しており、現在はアメリカのMLSのインテル・マイアミに所属しています。
ラファエル・ナダル
ラファエル・ナダルさんは、スペイン出身の元プロテニス選手で、「クレーコートの王者」として知られています。強烈なトップスピンと粘り強いプレーを武器に、四大大会で数多くの優勝を果たしました。特に、クレーコートの全仏オープンでは圧倒的な強さを誇り、歴代最多となる14回の優勝を達成し、前人未到の記録を樹立しています。
また、キャリアグランドスラムやオリンピック金メダルも獲得しており、テニス史上最高の選手の一人として高く評価されています。
ランディ・ジョンソン
ランディ・ジョンソンさんは、アメリカ出身の元プロ野球選手で、メジャーリーグを代表する左腕投手です。
身長208センチの長身から投げ下ろされる剛速球と鋭いスライダーを武器に、多くの打者を圧倒しました。通算303勝、4,875奪三振を記録し、サイ・ヤング賞を5回受賞しています。特に、アリゾナ・ダイヤモンドバックス在籍時には、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献し、史上最高のサウスポーとして現在も語り継がれています。
堂安律
日本人サッカー選手のサウスポー・左利き有名選手で名前が挙げられるのは、現役選手であれば、日本代表やアイントラハト・フランクフルトで活躍している堂安律選手ではないでしょうか。
堂安律選手はキープ力の高さ、カットインしてからの左脚での強烈なシュートを武器にしており、北中米ワールドカップでは日本代表の10番を背負っています。
日本代表が初のベスト8に行くためには、是非とも活躍して欲しいですね。
まとめ
今回はサウスポーとはなにか、スポーツで有利なのか、レフティとの違い、左利きで有名選手について紹介しました。
サウスポーは貴重だと言われており、その背景には幼少期に利き腕を矯正されてしまったことなどが影響していると思われます。サウスポーは天賦の才の1つであると思われるので、今後はそういった慣習などはなくなっていくと良いですね。










