男子バレーボール界を代表する存在として、日本代表でもクラブチームでも注目を集め続ける石川祐希選手。高校・大学時代から国内外で経験を積み、世界トップレベルの舞台でキャリアを築いてきました。
近年は所属クラブでの活躍に加え、契約面や今後の進路にも大きな関心が寄せられています。長年プレーしてきた環境から新たなステージへ踏み出す動きもあり、ファンにとっては見逃せない転機といえるでしょう。
この記事では、石川祐希選手の年俸に関する報道、海外チームでの所属歴、これまでの経歴、そして移籍情報について、分かりやすく整理して紹介します。
石川祐希の年俸はいくら?
結論から言うと、石川祐希の年俸はクラブ・本人から公式には明かされておらず、所属リーグの相場などを踏まえた推定額がネット上で紹介されています。
2026年6月に決まったトルコのジラート・バンク・アンカラへの移籍については、年俸が約80万ユーロ、日本円で約1億5,000万円と報じられました。為替レートで円換算額は変わるものの、日本人男子バレー選手としても最高クラスの評価を受けていることがうかがえますね。
ペルージャ時代の年俸は?
2024-25シーズンから2シーズン所属したイタリア・セリエAのペルージャ時代も、公式の年俸は発表されていません。
移籍前の報道では、ペルージャ側が石川選手の獲得を検討する上で、年俸50万ドル前後、当時の日本円で約7,400万円とされる金額が話題になったことがありました。これは契約確定額ではなく、あくまで移籍交渉に関する現地報道の内容です。
参考サイト:東スポWEB
一方で、ペルージャはイタリア国内だけでなく欧州でもトップ級の実力と実績を持つクラブです。石川選手はミラノでの4シーズンを経て同クラブへ加わっており、実力と市場価値の両面で高い評価を得ていたと考えられます。
石川祐希の経歴
石川祐希選手は1995年12月11日生まれ、愛知県岡崎市出身です。姉の影響を受けて小学4年生でバレーボールを始め、成長期から高い身体能力と技術力を発揮してきました。身長は192cmで、主なポジションはアウトサイドヒッターです。
星城高校で高校三冠を達成
石川選手は愛知県の星城高校へ進学しました。高校時代には、インターハイ、国体、春高バレーを制する「高校三冠」を2012年と2013年に連続で達成しています。全国大会で結果を残したことで、その名はバレーボールファン以外にも広く知られるようになりました。
高校バレーでは、突出したスパイク力だけでなく、レシーブやサーブを含めた総合力が求められます。石川選手は早い段階から攻守両面で力を発揮し、後に海外トップリーグで長く戦う土台を築いていきました。
中央大学進学とイタリア挑戦
2014年に中央大学へ進学した石川選手は、大学1年生の時点で日本代表に初選出されました。同年8月にはイタリア・セリエAのモデナと契約し、大学在学中から海外バレーに挑戦しています。
日本の大学で学びながら、世界有数の強豪リーグでプレーする道を選んだことは、石川選手のキャリアにおける大きな転機でした。
2014-15シーズンはモデナでプレーし、その後はラティーナでも経験を積みました。大学卒業後の2018-19シーズンにはシエナと契約し、プロ選手として本格的にイタリアでのキャリアをスタートさせます。
海外チームの所属歴一覧
石川選手は大学在学中の短期契約を含め、長期間にわたりイタリア・セリエAを主戦場としてきました。2026-27シーズンからはトルコ1部リーグに挑戦するため、プロキャリアで初めてイタリア以外の国のリーグでプレーすることになります。
| シーズン | 所属クラブ | 国・リーグ | 主な位置づけ |
| 2014-15 | パッラヴォーロ・モデナ | イタリア・セリエA | 大学在学中の短期在籍 |
| 2016-18 | トップバレー・ラティーナ | イタリア・セリエA | 大学在学中に経験を積む |
| 2018-19 | エマ・ヴィラズ・シエナ | イタリア・セリエA | 大学卒業後、プロとして本格始動 |
| 2019-20 | パッラヴォーロ・パドヴァ | イタリア・セリエA | セリエAで継続的にプレー |
| 2020-24 | パワーバレー・ミラノ | イタリア・セリエA | 4シーズン在籍し、主力として活躍 |
| 2024-26 | シル・スーサ・ヴィム・ペルージャ | イタリア・セリエA | 欧州の強豪クラブでプレー |
| 2026- | ジラート・バンク・アンカラ | トルコ1部 | 新天地での挑戦 |
石川選手はモデナ、ラティーナ、シエナ、パドヴァ、ミラノ、ペルージャと、イタリア・セリエAの6クラブを経験してきました。ペルージャ入団時には、セリエAで6チーム目の所属先だったと報じられています。
ミラノで築いた主力としての地位
石川選手のクラブキャリアで特に大きな期間となったのが、2020-21シーズンから4シーズンを過ごしたミラノ時代です。
ミラノではチームの中心選手としてプレーし、2023-24シーズンにはプレーオフを戦い抜きました。その後、欧州屈指の強豪であるペルージャへの移籍が決まり、より高いレベルでタイトルを争うステージに立つことになります。
ペルージャで得たタイトル
石川選手は2024-25シーズンからペルージャに所属しました。ペルージャでは、イタリア国内リーグ優勝、CEVチャンピオンズリーグ、世界クラブ選手権、イタリア・スーパーカップなどのタイトルを経験しています。
また、2025年にはCEVチャンピオンズリーグを制し、日本人男子選手として初めて欧州王者となったことも大きな出来事です。
2026年5月には、ペルージャがプレーオフ決勝でチビタノーバを破り、2シーズンぶり3度目のイタリアリーグ優勝を達成しました。石川選手にとっても、悲願とされていたイタリアリーグ制覇となりました。
日本代表での経歴と主将としての活躍
石川選手は2014年に日本代表へ初選出され、同年9月の仁川アジア大会で代表デビューを果たしました。クラブでは海外挑戦を続けながら、日本代表でもエース格として長年にわたりチームをけん引してきました。
2021年から日本代表主将に
2021年、石川選手は男子日本代表の主将に就任しました。個人として得点を重ねるだけでなく、チームをまとめ、勝利に向けて周囲を動かす役割も担うことになります。
同年の東京オリンピックではキャプテンとして出場し、日本代表を29年ぶりとなる決勝トーナメント進出へ導きました。結果的にベスト8には届かなかったものの、日本男子バレーが世界の上位国と戦えることを強く印象付けた大会でした。
パリオリンピックでもベスト8
2024年のパリオリンピックでも、石川選手は主将として日本代表を率いました。チームは決勝トーナメントへ進み、最終成績はベスト8。東京大会に続き、五輪の舞台で存在感を見せています。
石川選手の魅力は、身長を生かした力強いスパイクだけではありません。アウトサイドヒッターとしてサーブレシーブや守備にも安定感があり、ここ一番で得点を決める勝負強さも持ち味です。海外リーグで長年培ってきた経験は、日本代表にとっても心強い力になっていると思います。
トルコ移籍はいつ?新天地ジラートとは
石川選手は2026年6月5日、2026-27シーズンからジラート・バンク・アンカラと契約したことを発表しました。ペルージャには2シーズン所属し、イタリアでのプレーは通算11シーズンとなりました。
移籍先のジラート・バンク・アンカラは、トルコの首都アンカラを本拠地とするトルコ1部リーグの強豪です。欧州チャンピオンズリーグで3位に入った実績を持つチームとしても紹介されており、石川選手にとって新たなタイトル獲得を目指せる環境といえます。
石川選手は移籍発表時に、「トルコリーグでのプレーは初めてで、新しい経験しかありません。その新しい経験が必ず僕を成長させると確信しています」とコメントしています。
参考サイト:スポニチ
注目すべきなのは、イタリアからトルコへの移籍が、石川選手にとってプロとして初めての「海外リーグ間移籍」になる点です。大学在学中から海外で活動していたため海外経験自体は豊富ですが、卒業後のプロキャリアは一貫してイタリアで築いてきました。トルコ移籍は国もリーグも変わる、大きなキャリア転機といえるでしょう。
まとめ
石川祐希選手は、若くしてイタリアでの挑戦を始め、世界トップレベルの環境で実績と経験を積み重ねてきた選手です。トルコのジラートへの移籍は、単に所属先を変えるだけではなく、さらに成長するために新たな競争へ踏み出す決断といえるでしょう。ジラートはトルコリーグ王者で、欧州チャンピオンズリーグでも3位に入った強豪です。
日本代表の主将としては、個人の活躍だけでなく、チームが世界の上位国と戦い続けるための存在感も求められます。クラブでは新しいリーグでどのような結果を残すのか、日本代表では次の国際大会へ向けてどんなチームをつくっていくのか。石川選手の今後は、海外バレーと日本男子バレーの両面から注目されそうです。









