三段跳びの世界記録は?踏み切り足に決まりはある?ルールやコツも紹介!

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三段跳びの世界記録は?踏み切り足に決まりはある?ルールやコツも紹介!

陸上競技の中でも特にダイナミックな種目として知られる三段跳びは、助走から3回の連続跳躍を行い、その合計距離を競います。世界トップ選手による18メートルを超える記録は圧巻で、見る者を魅了してやみません。この記事では、三段跳びの世界記録やルール、技術的なポイントについて詳しく解説します。

目次

三段跳びとは

三段跳びは「ホップ・ステップ・ジャンプ」という3つの跳躍を連続で行う陸上競技です。助走で得たスピードを活かしながら、踏み切り板から砂場に着地するまでの距離を競います。走り幅跳びと似ていますが、3回の跳躍で構成される点が大きな特徴です。高い脚力とスピード維持能力、そして3つの跳躍のバランス感覚が求められる技術的な種目といえます。

三段跳びの世界記録(男子)

男子の世界記録は、イギリスのジョナサン・エドワーズ選手が保持する18メートル29センチです。この記録は1995年8月7日、スウェーデンで開催された世界陸上イェーテボリ大会で樹立されました。エドワーズ選手は同じ大会の1回目の試技で18メートル16センチをマークし、続く2回目で自身の記録を更新する快挙を達成しています。公認記録として人類初の18メートル突破となったこの記録は、30年近く経過した現在も破られていません。

三段跳びの世界記録(女子)

女子の世界記録は、ベネズエラのユリマール・ロハス選手が保持しています。室内では2022年に15メートル74センチ、屋外では2021年の東京オリンピックで15メートル67センチを記録しました。それまでの世界記録は、1995年にウクライナのイネッサ・クラベッツ選手が樹立した15メートル50センチで、約26年間更新されませんでした。ロハス選手の登場により、女子三段跳びは新たな時代を迎えたといえるでしょう。

踏み切り足の決まりとルール

三段跳びには、他の跳躍種目にはない独特な足運びのルールが存在します。

ホップとステップでは同じ足で踏み切らなければならず、ジャンプでは反対の足を使用します。具体的には「右・右・左」または「左・左・右」の順番で跳ぶ必要があり、この順序を守らないと無効試技として扱われます。どちらの足から始めるかは選手が自由に選択できますが、一度決めた足順は試技中変更できません。

出典元:Tech-mag

最初のホップで使用する足に、利き足かどうかは関係ありません。直立した状態から前に倒れ込み、自然に出た方の足を軸足とする方法や、実際に何度か跳んでみて跳びやすい方を選ぶ方法があります。選手によって得意な足順は異なるため、自分に合った跳び方を見つけることが大切です。

踏み切り板から砂場までの距離

世界大会などの国際競技では、踏み切り板から砂場の端までの距離は男子が13メートル、女子が11メートルまたは10メートルに設定されています。競技者のレベルに応じて調整されることもあり、高校生の大会では11メートル、中学生では9メートルとなるケースもあります。この距離設定により、選手が安全に着地できる環境が整えられています。

ファウルの判定基準

踏み切り板を少しでも越えて踏み切った場合、無効試技と判定されます。2021年からはルールが厳格化され、垂直方向での判定が行われるようになりました。以前は踏み切り板の先にある粘土板に痕跡が残らなければ有効とされるケースもありましたが、現在はより正確な判定が求められています。わずかなはみ出しでもファウルとなるため、選手は慎重な踏み切りが必要です。

記録の計測方法と跳躍のコツ

踏み切り板の砂場側の端から、着地点までの距離を計測します。着地点は砂場に残された痕跡のうち、最も踏み切り板に近い地点が基準です。着地後にバランスを崩して後ろに手をついてしまうと、その地点が記録となってしまうため注意が必要となります。正確な計測のために、着地後は前方に体を傾けることが求められます。

イーブンジャンプで距離を伸ばす

三段跳びで好記録を出すには、ホップ・ステップ・ジャンプの距離を均等にする「イーブンジャンプ」が理想的です。理想的な比率は35パーセント、30パーセント、35パーセントとされており、特定の跳躍だけを大きくしようとせず、全体のバランスを保つことが重要となります。3つの跳躍が調和することで、トータルの飛距離が最大化されます。

スピードを維持する低いホップ

三段跳びで最も重要な要素はスピードの維持です。走り幅跳びのように高く跳び上がるのではなく、15度から20度程度の低い角度でホップを行うことが推奨されます。低い角度を保つことで、助走で得た勢いをステップやジャンプに効率よく繋げられます。高く跳びすぎると着地時の衝撃で膝が耐えきれず、次の跳躍に悪影響を及ぼしてしまいます。

ステップでのタメと膝の使い方

ホップからステップへ移行する際、空中で足を入れ替える「シザース」の動作の後に、一瞬「タメ」を作ることがポイントです。このタメによって、ステップの飛距離を伸ばすことができます。またステップの接地では膝が曲がらないよう、膝を伸ばして踏み切る意識を持つことで、地面からの反発力を最大限に活用できます。膝が曲がってしまうとエネルギーを吸収してしまい、前進力が失われてしまいます。

ローリング接地で衝撃を推進力に

接地時の衝撃を前進する力に変換するため、かかとから接地してつま先へ重心を移動させる「ローリング」の感覚が重要です。この技術により、着地時のブレーキを最小限に抑えられます。スムーズに重心を移動させることで、次の跳躍への移行がスムーズになり、全体的なリズムが向上します。接地を「転がる」ようなイメージで行うことが、記録向上の鍵となります。

まとめ

三段跳びの男子世界記録は18メートル29センチ、女子は15メートル74センチです。踏み切り足には明確なルールがあり、ホップとステップは同じ足、ジャンプは反対の足で行います。記録を伸ばすには、イーブンジャンプでバランスを保ち、低いホップでスピードを維持し、ローリング接地で跳躍することが大切です。

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