テーブルの上で互いに球を打ち合って得点を競う「卓球」。「ピンポン」などと呼ばれたりもするスポーツで、中国勢が圧倒的な強さを誇る一方で近年は日本勢の躍進も目立ちますよね。「テックボール」などの派生スポーツも作られている卓球は、サーブからラリーをスタートさせるのですが、サーブルールはどのようなものなのでしょうか。
今回は卓球のサーブルール、ユニフォームの決まり、軟式卓球などについて調査しました。
卓球のサーブルール
ラリーはサーブから始まるので、サーブのルールを覚えることはとても大事ですよ。まずは卓球のサーブルールについて紹介します。
出展:テレ東卓球チャンネル
サーブのやり方が細かく決まっている
まず、卓球のサーブのやり方はある程度ルールによって縛られています。相手に見えるように手のひらに球を乗せて静止している状態から、手のひらから16センチ以上球を投げ上げて(この際、球に回転をかけてはいけません)、ボールの落下中に球を打つ必要がありますよ。また、球を投げるのは卓球台のエンドラインより後ろ、かつ卓球台よりも高い所からでないといけません。
打球を入れる場所は?
サーブ球を入れる場所は、1バウンド目は自分側のコート、2バウンド目は相手側のコートです。まず自分のコートで一度着地させ、ついで相手側のコートに着地させる必要があるのですね。自分のコートに一度も着地させずに直接相手のコートに落としてはいけませんし、自分のコートで二度着地させてからというのも駄目です。
ダブルスの場合はコート右反面から対角線に打たなければなりません。シングルスではなかった制限がダブルスだとかかるのですね。
ネットインの場合はやり直し
卓球では、自分の打った球が直接ネットに当たった後に相手側のコートに着地した場合、そのままゲームを続行。ネットに当たった影響で相手が返すのが難しい球になった場合もネットに当てた側の得点になります。いわゆる「ネットイン」ですね。
しかしサーブの場合のみは、ネットインで相手のコートに入れても続行にはならず、サーブやり直しになります。
ボールを体や衣服で隠さない
球を打つ瞬間には、球を体や衣服で隠さないようにしなければなりません。また、ラケットを持っていない側の手はサーブの際に球とネットの間の空間に入れてはいけませんよ。
卓球のルールは時代と共に変わっており、かつては球を隠してサーブしてもOKでした。しかし球を打つ瞬間が見えないことで、球の回転が分からずにサーブの返球が困難になってしまうことから、2002年にルールが改正され球を隠してサーブを打つことがルール違反となりましたよ。
その他の細かなルール
サーブを打つ際に足音が少し目立つような形でなってしまった場合は、特にお咎めはありません。しかし故意に大きな音を出していたら注意されることもありますよ。相手が構えていない時にサーブを行った場合は無効、サーブはやり直しになります。
一回のサーブでの2度打ちは失点。しかしこのルールに関しては2022年に改変されており、失点になるのは「故意の2度打ち」のみとなっています。故意ではなく2度打ちしてしまったと判断された場合はお咎めなしなのですね。
サーブミスを行うとどうなる?
サーブのルール違反、サーブミスを行った場合、1度で失点になるわけではありません。1度のミスまではサーブ打ち直しになり、2度目のミスで失点になります。1度目のサーブは少し攻めて、それでミスしてしまうと2回目は堅く行くというのもよく見られますよ。
なお、サーブがネットインになった場合はサーブを打ち直しすることになりますが、これはあくまでミスではありません。ネットインは何回でもやり直すことができますよ。
卓球のサーブ権は?
最初のサーブ権は基本じゃんけんなどで決めますが、以降は2本サーブを打つ、ポイントが発生する毎にサーブ権交代となります。この2ポイントがどちらに、どのように入ったかは関係無しにサーブ権は移りますよ。デュースの状態になった場合は、サーブ権の移動は1本毎に行われます。
ダブルスの場合も2本打つ毎にサーブ権が移動します。Aチーム側の一人目が2本打つとBチームの一人目が2本打ち、その後Aチーム側の二人目が2本打ってBチーム側の二人目が2本、その後はまた戻ってAチーム側の一人目が2本打つという感じですね。
卓球のユニフォームの決まりは?
卓球とサッカーの要素を組み合わせた「ヘディス」なども注目されていますが、卓球のユニフォームに決まりなどはあるのでしょうか。
日本において卓球の公式大会に出る場合、ユニフォームは「JTTA」のワッペンが着いたものを上下共に着用する必要があります。JTTAは日本卓球協会を指しますよ。逆に言えば、このJTTAのワッペンが着いている「公認ユニフォーム」の案内があるユニフォームを購入すれば間違い無いということですね。
ダブルスの場合は?
ダブルスの場合や団体戦の場合は、チームでおそろいのユニフォームを着るという決まりがありますよ。色もデザインも同じ、上下共に揃えてください。厳密に揃えなければならない大会は、大きな大会や公式戦など。大会の規模によっては揃っていなくても大丈夫なこともあるようですね。
軟式卓球って何?
テニスであれば「軟式テニス」があったり、野球にも「硬式」「軟式」という区別があったり、軟式の名前を冠したスポーツは多いですよね。実は卓球にも「軟式卓球」というものがあるのだとか!
軟式卓球は普通の卓球(硬式卓球)よりも球は少し小さく、そして軽いそうです。また、ネットの高さは硬式よりも2cm高いという設定です。それにしても、他のスポーツだと硬いボールが当たると怪我の危険性があったり、軟式の存在意義も分かりますが、硬式卓球のスマッシュを体に受けた所で怪我のリスクはとても低いでしょう。軟式卓球はどうして生まれたのでしょうか?
軟式卓球は日本独自のルール
卓球の起源はインドの遊びで、それがイギリスに伝わってスポーツとして発展。1902年に東京高等師範学校の教授がイギリスから道具を持ち帰ったことで卓球が日本にも伝わったのですが、この時に普及したのが軟式卓球だったのです。
軟式卓球は、当時「日本式卓球」と呼ばれており、日本独自のルールで卓球は普及しました。しかし軟式卓球の公式戦が最後に行われたのは2001年のこと。硬式卓球との棲み分けも難しく、国際戦もない軟式卓球はやはり需要が薄かったようです。
最後に
今回は卓球のサーブルールやユニフォームの決まり、軟式卓球について紹介しました。サーブを返すことがあまりに難しくなってしまうとゲームが成立しないということでルールで規制されたりしますが、一方で選手は相手が返しにくいサーブを追求していくものです。いつかまたサーブに関する新たな規制が入るということもあるかもしれませんね。










