【バレーボール】リベロはなぜユニフォームが違う?身長制限や役割についてまとめ

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【バレーボール】リベロはなぜユニフォームが違う?身長制限や役割についてまとめ

ネット越しにボールを打ち合うチームスポーツ、バレーボール。その中でも特殊なポジションが「リベロ」です。同じチームであってもリベロの選手のみユニフォームも違うものを着ており、チームの中でも目立つ存在ですよね。

今回はバレーボールのリベロのユニフォームが違う理由やリベロの身長制限、役割について紹介します。

目次

バレーのリベロとは

バレーボールにおける「リベロ」とは、守備専門の選手のことを指します。1996年ワールドスーパーチャレンジや1997年ワールドグランドチャンピオンズカップで試験的に導入され、1998年に国際ルールとして正式に採用、その後各国に浸透していきました。

日本ではリベロが浸透するより前に、1981年の第1回全日本バレーボール小学生大会で「低身長児にも活躍の機会を」という考えから、後衛専門の選手を配置する「バックセンター固定性」のルールが取り入れられていたそうですよ。

出展:【公式】TBSスポーツ

バレーボールにおけるリベロの役割は?

リベロはバレーボールにおける守備を担当するポジションで、主にミドルブロッカーが後衛のポジションに入った時に交代で試合に入ります。ベンチとコートを行き来する機会も多いポジションなので、ベンチにいる時に監督からの指示を受け、コートで他のプレイヤーと共有するという役割も持ちます。

守備特化の選手なので、相手のアタックを受けるというイメージが強いポジションではありますが、味方のアタックに繋ぐトスもリベロの役割の一つですね。

身長制限は無し

アタックやブロックなどの技能は必要とされないので、リベロを担当する選手は身長が低めな傾向にあります。元より身長が低い選手でもバレーボールで活躍できるように、という意味合いで設けられたポジションなのですね。リベロを務める選手は身長170cm前後であることが多いのですが、ルール上で身長制限などがされているわけではありません。「チーム全員を高身長の選手で揃えられたらリベロも高身長に出来るのでは」とも思いますが、そもそもバレーボールにおいて守備に徹するポジションは、低身長である方が都合がいいことも多いようですね。

リベロのルール

ここからはリベロのルールについて紹介します。まず、リベロはルール上行動が制限されており、サーブやブロックをリベロが行うことは出来ません。更にフロントゾーンにおいては、リベロはネットより高いところにあるボールをアタックすることはできず、またリベロが前衛でオーバーハンドであげたボールを他のプレイヤーがネットより高い位置からアタックすることも出来ません。アタックライン前でリベロがトスを上げる際には、アンダーパスによって上げなければならないのですね。

リベロの交代のルールは?

リベロはバックプレーヤーとしてのみプレーでき、バックポジションのどの選手とも入れ替わることができます。バレーボールでは1セットの中で選手入れ替え出来る回数は6回と決まっているのですが、リベロの交代はこの回数に含まれず、何度でも入れ替えることが可能なんです。審判の許可を受けずとも、サーブ前に何度も入れ替えが可能ですが、一方で一度替わったリベロの入れ替えには一度得点が動くことが必要です。

リベロがコートから出る際には、自分と入れ替わったプレイヤー、もしくはセカンドリベロとのみ、交代することができます。

リベロの人数

一般的なルールでは、各チームのスコアシートの選手リストの中からリベロを二人まで指名することができます。「セカンドリベロ」というのは、つまりもう一人のリベロということですね。一方で、リベロの存在は必須ではなく、メンバーに登録していても使わない、そもそもメンバーにリベロを登録しないということも可能です。ですが、前述の通りリベロは交代の制限なくコートとベンチを行き来させられるため、リベロを登録しないと監督からの役割伝達が大幅に制限されてしまいます。

リベロ2人制は新し目のルール

バレーボールの歴史の中でもリベロは新しいルールですが、「リベロ2人制」は更に後年に使われるようになったルールです。2008年に国際バレーボール連盟が翌年からのリベロ2人制導入を決定したのです。コート上のリベロは「アクティングリベロ」、そうでない方のリベロは「セカンドリベロ」と呼ばれることがあるのですね。

二人いるリベロは、それぞれサーブ権がある時、ない時で使い分けるなどの起用方法もあるようです。リベロが二人いることで戦略性が増すのですね。

リベロが二人ともプレーできなくなった場合は?

登録されていたリベロが二人とも何らかの理由でプレー続行できなくなった場合は、リベロを再指名することが出来ます。このルールに基づいて新たにリベロを指名した場合は、以降元のリベロはプレー再開出来る用になった場合であっても再び試合に出ることは出来ません。リベロに再指名する選手は、その時点でコートにいない選手でなければいけませんよ。

リベロのユニフォームが違う理由は?

チームの中でもリベロに登録された選手は、違うユニフォームを着て試合に挑むことになります。わざわざ違うユニフォームを着なければならない理由は、リベロというポジションの独特な交代ルールのため。交代回数に制限がないリベロは試合中にかなり頻繁に交代することとなり、交代における違反を防ぎながら試合進行をスムーズに行うためには、リベロが誰なのか一目瞭然である必要があるのです。

リベロのユニフォームについては、単に「違えば良い」というものでもなく、メインカラーが対象的な色でなければならないといった規定もあるぐらいなんですよ。

学生バレーでは費用面を考慮される

ただ、個別のユニフォームを用意するのは金銭的な負担にもなり、特に学生バレーボールではこの費用が重たいということもありますよね。そのため、中学や高校バレーボールでは他の選手と同じユニフォームの上から「L」の文字が入ったゼッケンを着用して代用する、といったことも認められているようです。なお、現在の小学生の大会ではリベロ制度は導入されていませんよ。

最後に

今回はバレーボールのリベロのユニフォームが違う理由やリベロの役割などについて紹介しました。高身長の選手が活躍しやすいバレーボールにおいて、低身長の選手の活躍の機会を生み出した革新的なルールであるリベロ。ただ、リベロが守備の負担を負うことで高身長の選手の守備の負担が減り、高身長チームがより有利になったという側面もあるようです。

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