走り高跳びの世界記録とは?助走の歩数に決まりはある?飛び方の種類やルールも紹介

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走り高跳びの世界記録とは?助走の歩数に決まりはある?飛び方の種類やルールも紹介

多くの人は学生時代に授業で、走り高跳びを行ったことがあると思います。では、皆さんは走り高跳びの世界記録がどのくらいご存知でしょうか。

また、世間一般には広まっていませんが、走り高跳びの助走の歩数に決まりがあるそうです。そこで今回は、走り高跳びの世界記録はどのくらいなのか、助走の歩数や飛び方の種類、ルールについて紹介します。

目次

走り高跳びの世界記録とは?

走り高跳びは陸上競技種目の1つで、助走をつけて片足で踏み切り、飛び越えることができるバーの高さを競います。走り高跳びは19世紀のイギリスで始まったとされており、オリンピックや世界陸上の正式種目にも採用されてきました。

100m走などのタイムは昔と比べて速くなってきていますが、走り高跳びの場合はどうなっているのでしょうか。

また、道具を使うことなく、人類がどのくらいまで跳べるのかということも気になりますよね。

それでは、走り高跳びの世界記録について詳しくみていきましょう。

世界記録は2m45㎝/2m10cm

2025年12月現在、走り高跳びの世界記録は男子で2m45㎝、女子では2m10㎝となっています。100m走などのように昔よりも記録が伸びているのかと思いきや、男子の走り高跳びの世界記録は1993年7月27日にキューバのハビエル・ソトマヨルさんが記録したものです。

そのため、男子の走り高跳びの世界記録は30年以上も更新されていないということになります。ただ、女子の2m10㎝という記録は2024年7月7日にウクライナのヤロスラワ・マフチフ選手によって更新されました。

日本人記録は?

走り高跳びの世界記録は2m以上となっていますが、競技ができたばかりの頃は1m67㎝程度でした。そこから1m近くも記録が伸ばされているわけですが、日本人選手の記録はどうなっているのでしょうか。

2025年12月現在、日本人記録となっているのは2019年2月2日に戸邉直人選手が記録した2m35㎝です。それ以前の最高記録は2006年9月2日に記録された2m33㎝だったので、10年以上更新するのに時間がかかったようですね。

走り高跳びの助走の歩数に決まりはある?

走り高跳びを見ていると、選手によって助走の歩数が違ったり、斜めに走っていたりする場面を目撃します。陸上競技の中にはジャンプするまでに歩数が決まっていることがありますが、走り高跳びの場合はルールで定められているのでしょうか。

歩数は決められていない

走り高跳びのルールなどを確認しても、助走の歩数に関しては定められていません。ただ、走り高跳びでは直線と曲線の助走を織り交ぜつつ、バーに対して斜め45度から入るのが主流となっているので、ある程度歩数が似たり寄ったりするようです。

走り高跳びでは長く助走を取りすぎてしまうと、感覚を掴むのが難しくなってしまうので、5歩から13歩程度が一般的となっているようですね。

一方で、トップレベルになると20歩以上も助走をとる選手もいるとされているので、自分の中での感覚やタイミングが重要なのではないでしょうか。

走り高跳びの飛び方やルールを解説!

走り高跳びは助走の歩数は定められていませんが、いくつかルールが定められており、違反してしまった場合は無効となってしまうようです。また、走り高跳びにはいくつか飛び方の種類があり、自分に合ったものを見つけるのが良いとされていますが、どのようなものがあるのでしょうか。

それでは、走り高跳びの飛び方やルールについて解説します。

はさみ跳び

はさみ跳びは日本では正面跳びとも呼ばれており、バーに近い脚から順に交互に振り上げて超す方法です。はさみ跳びは1874年頃には既に使用されていた飛び方で、ウィリアム・バード・ページさんによって改良されたとされています。

イースタンカットオフ

イースタンカットオフは、19世紀後半にマイケル・スウィーニーさんによって編み出された飛び方です。イースタンカットオフはバーに対して正面から助走を行い、脚を交互に広げます。そして、超えた際の空中姿勢がバーと水平になるように前屈方向に回転し、下半身を持ち上げるという飛び方となっています。

ウェスタンロール

20世紀初頭に、ジョージ・ホーリンさんによって開発されたのがウェスタンロールです。ウェスタンロールは斜めから助走を行い、バー側の脚で踏み切ります。そして、踏み切りを行った側の脚が下になるように横回転して飛び越えるのがウェスタンロールです。

ベリーロール

ベリーロールはウェスタンロールと同じように、バーに対して斜めに助走を取ります。そして、バーに近い脚で踏み切り、頭から飛び込んで空中時の体勢は腹ばいの状態で体を回転させて飛び越えます。

ベリーロールは、1930年代にデビッド・アルブリットンさんによって編み出したとされているようです。

背面跳び

背面跳びはアメリカのディック・フォスベリーさんによって考案された飛び方です。背面跳びはバーに向かって半円を描くように助走を行ない、遠い方の脚で踏み切ります。そして、踏み切ったタイミングでバーに背中を向けて頭の方から飛び込み、体を反らせて越えるという方法になっています。

シューズ

走り高跳びでは使用するシューズが定められています。走り高跳びで使用するシューズは、靴底のスパイクの長さが12㎜以内のもので11本まで取り付け可能です。また、シューズの靴底の厚さは20㎜以内と定められています。

踏み切りは片脚

両足で踏み切ったほうが高く飛べるように感じられますが、走り高跳びではそれを行うことができません。

実は、走り高跳びでは踏み切りは片脚で行うことがルールとなっているからです。

3回続けて失敗すると終了

走り高跳びでは、競技者は任意の高さからスタートすることができます。そして、走り高跳びでは飛び越えることができなかったり、クリアをしてもバーが落ちてしまったりした場合は失敗となり、3回連続となった場合は終了です。

制限時間がある

走り高跳びには飛ぶまでに制限時間が設けられています。走り高跳びは競技開始の合図があってから、競技者が4人以上の場合は1分以内、2〜3人の場合は1分30秒以内、最後の1人の場合は3分以内とルールで定められているようです。

また、競技者が2人以上の場合で同一競技者が同一の高さを連続して試技を行う場合は2分以内に、挑戦しなければなりません。

まとめ

今回は走り高跳びの世界記録はどのくらいなのか、助走の歩数や飛び方の種類、ルールについて紹介しました。走り高跳びは助走の長さではなく、リズムや空中での姿勢、踏み切りの動作が上手く飛ぶコツだとされています。

また、走り高跳びの初心者の場合、最初からバーを使用するというのは怖さもあるので、ゴム紐などを使ってみましょう。

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