『パデル』ルールは?代表選手はどんな人がいる?競技人口や歴史について紹介

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『パデル』ルールは?代表選手はどんな人がいる?競技人口や歴史について紹介

「パデル」はテニス・スカッシュ・ラケットスポーツの要素を組み合わせた、壁やフェンスに囲まれた専用コートでプレーされるダブルス主体のラケットスポーツです。

比較的短い時間・少人数でも楽しめ、戦略性・ラリーなどの楽しみも兼ね備えており、世界的に急拡大しています。

今回はそんな「パデル」について詳しく調査しました。

目次

パデルってどんな競技?

パデルはテニスとスカッシュが融合したようなスポーツで、基本的には1チーム2人の「ダブルス」で行われるラケットスポーツです。

出典元:Racquet Sports Professionals Association

パデルでは壁を使った返球やフェンスでのバウンド、フェンス越えといった「壁・囲いを活かした展開」が特徴です。壁を使って返すことにより状況が多彩になり、ラリーが長く続くことも。

パデルの基本ルール

ここでは、パデルの基本ルールを整理して解説します。

出典元:日本パデル協会Japan Padel Association

プレーヤー構成

1対1のシングルスではなく、基本的に「2人対2人(ダブルス)」で行われます。

スコアリング

スコアはテニス方式と同じく「15・30・40・ゲーム」を用いることが多く、セットやマッチの形式も似た流れです。

ラリー中のルール

ボールは一度相手コート側にバウンドしてから、壁・ガラス壁・フェンスを使って返球可能です。ポイントを奪えるのは相手側が返球できなかった時、またはボールが相手側でバウンドが2回続いた時などです。

勝利条件

一般的に1セットは6ゲーム先取(2ゲーム差)で、6-6ならタイブレーク(7ポイント先取)になる場合があります。試合自体は2セット先取で勝利という形が多いです。

使用される用具やコートの特徴について

次に、パデルで使用される用具やコートについてご紹介します。

使用される用具

パデル用ラケットはテニスラケットとは異なり、通常「ストリング(ガット)」が張っていない「ソリッド(穴あきの板状)」タイプのものが主流です。

また、ボールはテニスボールに似た外観ですが、圧や跳ね方が異なる専用ボールが使われます。コートが小さいため、跳ねすぎないよう調整されたものが多いです。

コート

パデル用のコートは、一般的に長さ20m✕幅10mの大きさで設計されています。

両端・側面が壁やガラス・ワイヤーメッシュフェンスで囲まれており、ラケットを使ってその壁やフェンスを活かした返球が可能です。

注目すべき国内外の代表選手たち

ここでは、国内外で注目されているパデル選手たちを数名紹介します。

①Agustín Tapia(アグスティン・タピア:アルゼンチン)

1999年7月生まれの26歳(2025年現在)。「モーツァルト・オブ・パデル(The Mozart of Padel)」という異名を持ち、攻撃的かつ創造的なプレーが特徴です。

2023年以降、スペインのArturo Coello選手とのペアで世界ランキング1位を獲得し、複数のタイトルを重ねています。若手ながら既に世界トップで活躍しており「次世代の顔」として注目されています。

②Juan Lebrón Chincoa(フアン・レブロン・チンコア:スペイン)

1995年1月生まれの30歳(2025年現在)。スペイン人選手として初めて世界ランキング1位になった選手の1人。

ジュニアパデルチャンピオンに何度も輝き、ジュニアワールドカップに出場したことも。そしてマイナー部門すべての試合で優勝したことで、スペインでは「最年少の絶対王者」。強い攻撃力とネットプレーに定評があり、パデル界を盛り上げた先駆者的存在です。

③佐藤千文(さとう ちふみ:日本)

2000年10月生まれの25歳(2025年現在)。3歳から硬式テニスを始め、18歳でパデルを開始。看護師資格を持ちながら競技に挑み、全日本選手権ベスト4やFIP国際大会ベスト16の記録を持ちます。2024年からスペインを拠点に活動。

小柄ながら俊敏なフットワークと正確なショットが持ち味で、日本女子パデル界の先駆的存在として注目されています。

パデルの歴史

パデルの発祥は1969年メキシコのアカプルコで、エンリケ・コルクレアが自宅の限られたスペースに壁を設けてラケットスポーツをアレンジしたのが始まりとされています。

そして1970年代にスペインに紹介され、最初のパデルコートができました。その後、スペインやアルゼンチンで広がりを見せ、21世紀に入るとヨーロッパや南米を中心にクラブやコートが急増。

「世界で最も成長しているラケットスポーツ」の1つとして注目を集めています。

出典元:TOP PADEL

日本と世界の競技人口は?

パデルは2023年末時点で、アマチュアプレーヤー数が約3000万人に近づいており、世界中で競技クラブ・施設も急増。割合では、ヨーロッパ約59%、南米約23%、北中米約7%、アジア・アフリカを合わせて約11%というデータがあります。

また、男女比としては男性が約60%、女性が約40%。日本でも普及が徐々に進んでおり、2020年時点で日本には数千名のプレーヤーが競技・レクリエーション利用していたというデータも。

世界的にはまだ欧州・南米が中心ですが、アジアや日本でも成長段階にありこれからの伸びしろが大きいと言えます。

パデルの魅力や注目ポイント

パデルの魅力は、壁やフェンスを活用して返球するためラリーが予測しづらく、展開が豊かで観る・プレーする両方で面白さがある点が大きいのではないでしょうか。

特に、トッププロの試合ではパワー・スピード・巧みな返球・壁を使ったネットプレーなど見ごたえがあります。

また、テニス経験がなくても比較的すぐにラリーに参加でき、ダブルス主体で仲間と楽しみやすいのも魅力の1つ。初心者から競技志向の方、観戦・レクリエーションを兼ねたい方まで幅広い層に向くスポーツとして注目されています。

まとめ

現在では世界で数千万人規模のプレーヤーがいると言われているパデル。テニスと似た面を持ちつつ、独自の「壁を使った返球」「コンパクトなコート」「ダブルス主体」という要素によって遊びやすく、かつ奥深いスポーツです。

日本でも今後さらに競技人口・認知度が高まっていくのではないでしょうか。

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