ゴルフは紳士のスポーツと呼ばれることもあり、コースに出た際には服装や振る舞いに気をつけなければならないことが多いです。しかし、ゴルフ用語は日常生活では使われることがないものばかりで、初心者の人は戸惑ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、初心者でも分かりやすいゴルフ用語やプロゴルファーになるまでの道のりについて紹介します。
初心者でも分かりやすいゴルフ用語まとめ!
ゴルフ単語は普段の生活で使わないような英単語を使用することが多く、初心者の人はなんとなくでしか理解できないということが少なくないですよね。ゴルフ用語はコースに出た際にも使うので、会社の人や取引先の人と回った際に知っておかないと、周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。
そこで今回は、初心者でも分かりやすいゴルフ用語を紹介しておくので、今後の参考にしてみましょう。
スコア
多くの人がゴルフ用語として、PARやBIRDIE、BOGEYといった言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。PARは規定打数を示しており、PAR4と表記されていた場合には4打で回らないといけないということになります。
もし、PAR4で3打で回ることができたらBIRDIE(-1)と表記され、2打の場合はEAGLE(-2)です。そして、PAR4で5打になってしまった場合はBOGEY(PAR+1)というスコアが付けられます。
クラブ
ゴルフで使われるクラブは大きく分けて3つあります。遠くへ飛ばせるクラブをウッド、コントロール重視をアイアン、グリーンと呼ばれるエリアで使われるのがパターです。また、ウッドとアイアンの中間・ユーティリティーと呼ばれるクラブもあります。
そして、クラブには番号があり、数字が小さいほど飛距離が出やすくなり、1番ウッドはドライバーと呼ばれることが多いですね。初心者の人は1番ウッド、ユーティリティー、7番アイアン、9番アイアン、ピッチングウェッジ、サンドウェッジ、パターがあるといいとされています。
ティーイングエリア
ティーイングエリアとは、コースのスタート地点から1打目を打つためのエリアのことを指しています。そのため、1打目のことをティーショットとも呼ぶので覚えておくようにしましょう。
グリーン
グリーンとはパターを使ってボールをカップに入れるためのエリアです。グリーンは転がりやすいように他の場所よりも芝が短くなっているという特徴があります。
カップ
カップとはグリーンに設置されている穴のことで、ゴルフではここにボールを入れることでホールを終えることができます。そのため、カップはサッカーやバスケットボールでいうゴールのようなものと言えますね。
フェアウェイ
フェアウェイはティーイングエリアからグリーンまでの間に芝生が短く刈り込まれているエリアのことです。
フェアウェイは芝が短いので打ちやすく、飛距離も出やすいのでゴルファーはこのエリアをキープしつつ、カップを目指していくことが求められます。
ラフ
ラフはフェアウェイとは対照的なエリアとなっており、芝生が長く、打ちづらいという特徴があります。そのため、ゴルファーはラフに行かないように打っていかなければなりません。
バンカー
バンカーはホールの途中にある砂地になっているくぼんでいるエリアのことを指しています。バンカーは砂地になっており、抜け出すの難しく、慣れていないと打数が多くなってしまうので注意しましょう。
OB
OBの正式名称は、Out of Boundsでコース外にあるプレー禁止エリアのことを示しています。目印として白杭があり、それを超えてしまうとOBとなってしまい、ペナルティが科せられ、打った場所からやり直さなければいけなくなるので注意しましょう。
ショートホール/ロングホール
ゴルフでは距離の長さによってショートホールとロングホールなどと呼ぶことがあります。
ショートホールとはPAR3という距離が最も短いコースのことを指し、ロングホールはPAR5と呼ばれる1番距離が長いホールのことを言うそうです。ちなみに、PAR4はミドルホールと呼ばれています。
プロゴルファーになるまでの道のりも紹介
プロゴルファーと言っても、実はトーナメントプレイヤーとティーチングプロの2種類があることをご存知でしょうか。
トーナメントプレイヤーはテレビ中継されているような大会に参加し、賞金獲得を目指していく選手のことを指し、ティーチングプロはアマチュアの選手に指導を行なって収入を得ている人のことです。
また、意外にもトーナメントプレイヤーよりもティーチングプロの方が割合としては多いと言われています。では、どのようにしてプロゴルファーになることができるのでしょうか。
トーナメントで優勝する
アマチュア選手としてプロゴルファーが参加するトーナメントに出場し、優勝することでプロ転向宣言を行なうことができます。優勝後にプロ宣言すると協会から認定を受けることが可能です。
ただ、この方式でプロゴルファーになったのは石川遼選手や松山英樹選手といった限られた人物のみで、非常に難関と言えます。トーナメントにはプロゴルファーが多く参戦しますし、本戦前に予選も行なわれるので参加者は1,500人以上にもなるそうです。
プロテスト
日本では、日本プロゴルフ協会と日本女子プロゴルフ協会が年1回テストを行なっています。プロテストに参加できるのは男性の場合は16歳以上で、女性の場合は最終プロテストが行なわれる4月2日時点で満17歳以上であると決まっています。
プロテストの基本的な流れは、プレ予選・第1次プロテスト・第2次プロテスト・最終プロテストというようになっており、途中からアマチュア大会の成績上位選手なども参加してくるので、選考が進んでいくほど難易度は高いです。また、実技に加えて面接や筆記試験もあるとされています。
QTへの参加
上記の2つの方法でプロ資格を取得したとしても、レギュラーツアーに出場するためにはQT(クォリファイングトーナメント)に参加して上位の成績を収めなければなりません。
QTで上位の成績を残すことでJGTOツアーやJLPGAツアーといった上位のトーナメントに出場することができ、それ以外の選手は下部ツアーなどに参加せざるを得なくなってしまいます。
また、QTにも一定の条件をクリアしたアマチュア選手も参加できるので、トーナメントで優勝してプロになるのであれば、上位を目指していきましょう。
まとめ
今回は初心者でも分かりやすいゴルフ用語やプロゴルファーになるまでの道のりについて紹介しました。
ゴルフ用語に関しては今回紹介したもの以外にも多くあるので、実際にプレーしながら少しずつ覚えていくのが良いかもしれませんね。また、プロゴルファーになるにはテストに合格する必要がありますが、受けるだけでもかなりの金額がかかるということを覚えておきましょう。